KAZANE が蝶のように舞う┃adidas Originals の SAMBA を履いて
3人のクリエイターが、〈adidas Originals〉のクラシックなスニーカーを履いて休日を過ごす情景を切り撮る『Hypebeast』によるスペシャルシューティング。70年以上の歴史を誇るモデル「SAMBA」にフォーカスを当てた今回の撮影では、フリースタイルフットボーラー・Kazaneがボール片手に海へ繰り出す姿を捉えた
SAMBAを履いて、ボールを持って──Kazaneの休日スタイル
〈adidas Originals(アディダス オリジナルス)〉のSAMBA(サンバ)は、いまスニーカー界でとくにホットなモデルだ。理由はさまざまあるが、Y2Kムードやヴィンテージテイストが流行し始めたことで、オーセンティックで洗練された、それでいてフレッシュなシューズが求められたことが大きいだろう。その人気は、プロモーターによって意図的に仕掛けられたというよりも、世界中のファッショニスタによって、ストリート上で自然発火したものと言える。
今回『Hypebeast』は〈adidas Originals〉のクラシックスニーカーが持つ魅力を改めて探るべく、フリースタイルフットボーラー・Kazaneをゲストに迎えてスペシャルシューティングを実施。 Kazaneは小学4年生でフリースタイルフットボールを始め、2016年におこなわれたU-22日本一決定戦で優勝、同年チェコで開催された世界大会ではベスト16入りを果たすなど、近年の日本のフリースタイルフットボールカルチャーをけん引するパフォーマーだ。
“SAMBAで出かける休日”をテーマに、オープンカーをドライブして向かった先は、秋晴れの澄んだ海岸。足を取られる砂浜でフリースタイルをおこなうことは少々無茶振りにも思えたが、彼にとってはごく普通のことだという。
「砂浜でボールを蹴ることは、僕にとっては日常なんです。チームメイトが海の近くに住んでいて、みんなでそいつの家に遊びに行って、そのまま海で練習する。だから今日の撮影はすごくリアルな姿です」
SAMBA OGを履いたKazaneは、まるでそれが自分の大会用シューズであるかのように、華麗に足技をこなしてみせる。それもルーツを辿れば不思議ではない。1950年に〈adidas〉の創業者 アドルフ・ダスラー(Adolf Dassler)が、雪の日や凍ったピッチでもグリップ力を発揮するサッカーシューズとしてリリースしたシューズがSAMBAであり、〈adidas〉がサッカースパイク市場をけん引する火付け役となった立役者だからだ。
発売後もたびたび改良が加えられ、1972年には現行モデルの原型となるデザインに仕上がった。特徴は滑らかなレザーアッパー、スエードのTトウ(アッパーのつま先に配されたT字型のパーツ)、ガムソール、そしておなじみのスリーストライプスだ。
シンプルで洗練されたデザインは世界中の人々に受け入れられ、英国の若いサッカーファンをはじめ、80年代以降にはミュージシャンやスケートボーダーなど、あらゆるカルチャーのスタイルに浸透し、いまでは〈adidas Originals〉を代表するアイコンのひとつとなっている。
「型にハマらず、変化し続けたい」と語るKazaneもまたフリースタイルフットボールのカルチャーを引っ張る存在であり、SAMBAの魅力に惹かれたひとりだ。
「無地の白Tシャツや濃紺のストレートジーンズのように、『シンプルだけど格好いい』ファッションこそ究極だと思っていて、SAMBAはそれを体現したスニーカーだと感じました。僕は奇抜なアイテムを着ることが多いのですが、どんな個性的な服に合わせても、最後に自分のスタイルをまとめてくれるピースなのかなと思います」
SAMBA OGは〈adidas〉の各店舗、『アディダス オンラインショップ』および全国取り扱い店舗にて購入可能。詳しくはブランドのオフィシャルサイトをチェックしてほしい。
KAZANE
1998年生まれ。滋賀県出身。小学4年生からフリースタイルフットボールを始め、2016年に世界大会「SUPER BALL」に初出場しベスト16入りを果たした。現在は若手トップパフォーマーが所属するチーム AIR TECHNICIANの主宰を務める。2023年8月にはフリースタイルフットボールとフリースタイルバスケットボールを融合したパフォーマンスチーム MONSTER BALLAZのメンバーとして「World of Dance」に出場した。
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