Apple が新型 iPad と M3チップ搭載の MacBook Air を2024年早期に発売か
近年のiPadおよびMacの売り上げ低迷を受けて新製品を準備中?
「Apple(アップル)」は新型 iPadとM3チップ搭載の新たなMacBook Airを、2024年早期発売に向けて開発を進めているという噂が浮上した。
米ビジネス情報誌『Bloomberg(ブルームバーグ)』の記者としてお馴染みのマーク・ガーマン(Mark Gurman)の見解によると、新型 iPad Airは従来までの10.9インチに加え、12.9インチモデルが追加され、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルが用意されるという。ディスプレイサイズを拡張するのは、異なる価格でより多くの選択肢を消費者に提供する戦略の一環のようだ。同時発売となる新型iPad ProにはOLEDディスプレイが採用されており、これは2017年に登場したiPhone X以降に搭載されているディスプレイと同様のもの。また、新型iPad ProのハイエンドモデルにはM3チップが搭載されており、ディスプレイサイズは11インチと13インチの2サイズ展開で、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルがラインアップする。さらに大きな変化としては、2018年に登場したiPad Proから採用している現行デザインを刷新する模様。一方の新型 MacBook Airは13インチと15インチモデルが展開され、どちらもM3チップを搭載しているとのこと。
「Apple」がこのような開発を進めている理由としては、同社の総売上高に占めるiPadおよびMacの割合が近年低下していることが背景にあるという。実際、先月「Apple」が発表した2023年第4四半期(7-9月)の決算によると、同期における総売上高は895億ドル(約13兆円)で、そのうちMac売上高は前年同期比34%減の76億1,000万ドル(約1兆1,000億円)、iPadの売上高は10%減の64億4,000万ドル(約9,200億円)となっている。