バンクシーの新作が公表から1時間もたたずに盗まれる
米ロンドン市内で発生
12月22日(現地時間)、世界的な人気を誇る覆面アーティスト バンクシー(Banksy)が『Instagram(インスタグラム)』で発表した、米ロンドン市内にある道路標識を用いた新作。“停戦”をテーマにしたとされる本作が、発表から1時間もたたずに盗まれたことが明らかとなった。
今回発表された新作は、一時停止を求める“STOP”の標識の上に、ドローンらしき機体が3機並べられたものだ。このドローンは、2017年に発表された彼の作品 “Civilian Drone Strike”にも採用されたグラフィックを連想させる。バンクシーはこれまでにも、ウクライナ問題に関して“停戦”のメッセージを込めるような作品をいくつか発表しており、現在、イスラム組織ハマスとイスラエル軍の軍事衝突が激しさを増していることから、今作でも“停戦”を訴えたと思われる。
『AP通信』などによると、彼の『Instagram』でこのことが公表され、作品を見ようと人が集まるなか、1時間もたたずに2人組の男がボルトカッターを使って標識を取り外し、持ち去ったという。男たちの姿を捉えた写真や動画などはSNS上で拡散されており、世界中で話題となっている。