那須川天心がディフェンダーのイベントに潜入
プロボクサー 那須川天心が、DEFENDER(ディフェンダー)の性能を都心で体験できるスペシャルイベント「DEFENDER EXPERIENCE TOKYO 2023」に登場。ディフェンダーを体験したほか、『Hypebeast』森口徳昭編集長とのトークセッションを行なった
英国が誇る本格オフローダーであるDEFENDER(ディフェンダー)は、世界でも指折りの悪路走破性に加えて、オンロードにおける快適性や最新の安全技術を持ち合わせた、アイコニックなモデルだ。
そんなディフェンダーのパフォーマンスや魅力を都心で体感できるイベント「DEFENDER EXPE RIENCE TOKYO 2023」が、10月28日(土)から10月29日(日)まで豊洲で開催された。このイベントでは、ディフェンダーの悪路走破性を体験できる試乗プログラムのほか、アーティストによるライブパフォーマンス、ディフェンダーのブランドアンバサダーであり、「ラグビーワールドカップ2023」フランス大会で日本代表として活躍した稲垣啓太、松島幸太朗、そして元日本代表の福岡堅樹らによるトークセッションなどが行われた。また、会場内にはディフェンダーの原型といえる“シリーズI”から“シリーズIII”までの歴代モデルが展示されるなど、ディフェンダーのオーナー、ファンにとってはこれ以上ないほど魅力的なコンテンツが実施された。
今回『Hypebeast』は、プロボクサーの那須川天心とともに本イベントに潜入。那須川は、ヒルディセントコントロールを使用して高さ5m、最大傾斜43度の専用スロープをブレーキを踏まずにゆっくりと降りる“ツインテラポッド”と、左右の高低差が激しい悪路走行を想定した“ミニテラポッド・バンク・トレイントラックス”にチャレンジしたのち、『Hypebeast』の森口徳昭編集長とともにスペシャルトークショーに登場した。
およそ40分のトークショーのテーマは、ディフェンダーに始まりファッション、ボクシングなど多岐に及んだ。アクロバティックな走行体験をおこなった直後の那須川天心は、真っ先にディフェンダーの感想に入った。
「車がここまで斜めになるような体験をしたのは今日が初めてでしたが、ディフェンダーはどんな姿勢になっても体幹がしっかりしていて安定感があって、ボクサー目線で理想的な運動能力だと思いました(笑)」
現在は諸事情により車を運転していないというが、堅牢なボディ剛性、エアサスなどが組み合わさることによる最高峰の走行性能を、トップアスリートならではの感性で感じ取っていた。公道での同乗体験もおこない、オンロードの乗り心地について「あんなにアクティブに動くのに、普通の道ではめちゃくちゃスムーズで快適でした。内装もシンプルでカッコいい」と語った。
プロボクサーとしてはもちろん、着用するブランドやコーディネートでも注目される那須川は、ファッションアイコンとしての一面を持つ。
「外に出ればつねに声をかけられるので、いつでもカッコいい姿でありたいんです。格闘技とファッションはいっけん関係なさそうですが、格闘技って、勝負するまでのストーリーや信念、思想をぶつけ合う競技だと思っているんです。ふだんの格好からリングまでが繋がっている。なので、今日の衣装も自前ですね」
そんな彼がクルマをスタイルの一部として見たとき、ディフェンダーはどう映ったのか。
「ディフェンダーは存在感があるんですけど、派手過ぎないところがいいですよね。アウトドアファッションはもちろん、都会っぽい感じもイケる。今日の服装でもいいし、なんでも合うところがほかのクルマにない魅力だなと思います」
那須川がそう話すと、森口は「現行型に進化したとき、それまでのディフェンダーが持っていた伝統的なデザインに加えて、現代的なアップデートが加わった。だからこそ、クラシックな装いからラグジュアリーストリートまで幅広くマッチするのだろう」と考察した。
今回のイベントを通してディフェンダーをより好きになったという那須川。自分が持つならどんなディフェンダーに? という問いには「色は黒か、ニューヨーク ヤンキースのカラーみたいなネイビー。さっき展示されていた車両はルーフの上にテントが設置されていましたけど、あれでキャンプをしたら楽しそうですよね。サイズは3つありますが、自分なら110か130……いちばん大きい130は8人乗りでしたっけ? 3列シートはしばらく必要なさそうなので、5人乗りの110を選びたいです」と、どうやら具体的にオーダーのイメージがつかめているようだった。
さて、2023年にボクシング転向を果たし、4月、9月と立て続けに勝利を収めた那須川天心を前に、格闘技の話を抜きにトークショーを終えることはできない。森口が今後の挑戦について切り込むと、那須川はこう答えた。
「夢とかは特にないんですよ。いま、この瞬間を一生懸命全力でやることを意識していますね。これはぼくのなかで大事にしていることかもしれないです。5歳から格闘技をはじめて毎日、格闘技のことしか考えていない。ボクシングを始めてからまだ1年も経っていないのであまり先のことは考えていないんですが、少なくともここからベルトを獲ってチャンピオンになり、応援している人に納得してもらえるボクサーになりたいです」
淡々と、しかしきっぱりと答える那須川天心の挑戦に、これからも目が離せない。まるで怖いものなしで突き進む彼が、ディフェンダーの走破性に驚き興奮する様子は動画でチェックしよう。
那須川天心
1998年生まれ、千葉県出身。プロボクサー。16歳のとき史上最年少でRISEバンダム級のベルトを獲得した。2023年に総合格闘家からプロボクサーに転向。4月におこなわれた初戦に勝利し、9月にはメキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマンに判定勝ちを収めた。