Netflix が各プランの月額料金を値上げへ
2020年以来となる契約者数の大幅な増加を記録
動画配信サービス大手の米『Netflix(ネットフリックス)』は10月18日(現地時間)、2023年第3四半期(7〜9月期)の決算を発表。調査の結果、同サービスの7〜9月期の会員数は市場予想(約600万人)を大きく上回る876万人の増加を記録し、会員総数は2億4,720万人に達したという。契約者の増加は、コロナ禍で急増した2020年第2四半期以来の大きさとなった。業績は好調だったものの、同社は米国と英国、フランスの会員を対象に、ベーシックプランとプレミアムプランの料金の値上げを実施することが明らかになった。
米国では広告なしのプレミアムプランが月額約20ドルから約23ドル、ベーシックプランが約10ドルから約12ドルにそれぞれ引き上げられるが、広告付きスタンダードプランとスタンダードプランの料金に変更はない(*米国では現在、ベーシックプランは新規加入者には提供されていない)。英国のベーシックプランは同1ポンド、フランスのベーシックプランも同2ユーロそれぞれ値上げとなる。なお、日本での価格変更については、言及されていない。
『Netflix』の株価は決算発表後の時間外取引で一時11%上昇し、382.90ドルを付けている。