Prada 青山店を彩った田名網敬一のサイケデリックな展覧会に迫る
“屏風”にフォーカスしたアート空間に Hypebeast が潜入し、その世界観を切りとったキャンペーンムービを制作
1913年にイタリアのミラノにて高級な旅行用品の専門店として誕生した〈Prada(プラダ)〉は、唯一無二のモダンな表現で生み出す洗練されたアイテムをコレクションごとにラインアップし、常に時代の先端をいくクリエイションを提示してきたブランドである。そして、近年はストリートにおいてもアイコニックなビーニーやバッグが人気を博し、ミュージシャンやクリエイターがこぞって愛用しているのが印象的だ。
そんな〈Prada〉のアート部門ともいえるプラダ財団が企画する展覧会 “PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI – パラヴェンティ:田名網敬一”が、『Prada 青山店』にて去る11月3日から2024年1月29日(月)まで開催される。本展覧会では、歌舞伎の小道具として設置された屏風や12世紀の日本の仏教寺院に由来する紙芝居の小道具としての屏風をその役割の面から探求し、アジアに古来から根付く“屏風”の過去と現在をアートの視点で追っていく仕掛けが施された。
今回の展覧会のアートピースを手がけたのは、1960年代から日本を代表するポップアーティストの田名網敬一。日本の戦後やノスタルジックな情景をモチーフとしたアート作品を数々生み出し、アメリカ・ニューヨーク、フランス・パリ、イギリス・ロンドン、上海など、世界の名だたるギャラリーで個展や作品が展示される人物である。
そして、上海にあるプラダ財団の施設『Prada Rong Zhai』でも同時期で開催され、両展覧会とも、スクリーン(屏風)とスクリーンを重ねたり、その中に組み込まれたりするデジタル体験が浸透している現在において、屏風がどのような影響を受けているかに焦点を当てた内容に仕上げられた。
そこで今回『Hypebeast』では、“PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI – パラヴェンティ:田名網敬一”開催を記念したキャンペンームービーを制作し、本展覧会の世界観を切り取ったエクスクルーシブなフィルムを公開した。まずはそちらのムービーをチェックして、気になる人は是非イベントへと足を運び、直に見て空間を体感してほしい。〈Prada〉や展覧会の詳細についてはブランドの公式ウェブサイトをチェック。